人を癒す前に腰痛に苦しむマッサージ病院薬剤師を辞めたい

私は、元々、普通の会社員でしたが、不況により給与も下がり、ボーナスや賞与もない状態が続きました。

会社は経費削減の為に希望退職を実施し、人員整理され、その後に待っていたのは残業ばかりの毎日と休日出勤です。

そんな毎日に嫌気がさし、同じ大変なら自分で稼げる仕事、手に職をつけようと考えたのです。

数ある職人の仕事の中で私が選んだのが元より身体の仕組みに興味がありましたので、学ぶこともできて人を癒して喜んで頂ける仕事ということで、病院薬剤師の仕事をすることにしました。
まず、民間資格である病院薬剤師(タイマッサージ、リフレクソロジーなど)のスクールに通い資格を取り転職活動を始めました。

授業料では50万円以上かかりましたが、日々、自分の技術が向上していくのを実感できましたし、これならたくさんのお客様を施術すれば稼ぎになるし、充実した日々を送れると考えてました。

年齢が30代半ばを超えていましたが、転職活動では意外とすぐに仕事が決まりました。需要と供給がマッチしており、たくさんの病院薬剤師を必要としていたのと、男性病院薬剤師も好まれる傾向にあったからです。
1つ懸念材料は、固定給はなく完全出来高制での契約で、私は個人事業主のような立場でお仕事をすることになったのです。

心配はありましたが、やりたい仕事であったことと、やればやるだけ稼げるという魅了もあり、会社員時代のようにやらされる仕事でないことに何よりストレスレスで、仕事をすることにワクワクしていたのです。
最初の半年は、未経験のためとにかく必死に働きました。稼ぎも月に30万円以上になってましたし、自分の力で稼げたという達成感を味わっていました。

また、半年もすると慣れてきて仕事の要領もわかり、スキルもどんどんUPしていったのです。願ったり叶ったりです。
そんな日々が1つの出来事で崩れ落ちます。
それは腰痛です。病院薬剤師の作業は無理な体勢で施術をすることが多く長く続けていると腰などに疲労が溜まり腰痛になる人が多いとは聞いてはいました。しかし、体力に自信があったことと、多少の疲労による腰痛はどんな仕事にもあると考えてあまり深く心配してなかったのです。

ところが、毎日10人ものお客様を相手に施術していると腰痛を治す時間がありません。私の顧客には大柄な方が多くそれも影響してか腰痛は酷くなるばかりです。休みの日に腰痛を改善させるために接骨院へ行ったりしてましたが、良くなったと思っても次の日には腰痛がぶり返していました。
なんとか腰痛ベルトをして仕事をこなしていましたが、それも限界にきたのです。腰痛で眠れない日々もあり、余計に疲れが取れないのです。

少し仕事の量をセーブしたりして対処しましたが、完全出来高制のため、お仕事をしないと稼ぎはどんどん減り続けます。治療費にかなり出費が重なり手取りの給与も当初の30万円から15万円まで減ってしまいました。これでは、生活自体が苦しくなる一方で、休みが多くても腰痛で自宅で寝たきりの状態ですから踏んだり蹴ったりです。

腰痛の為に仕事の量をセーブしていると、どんどん他の従業員に仕事を取られていきます。

辞めたいと思ったのが、人を癒したいと考えてたのが、その時には癒されたいと思っていたことです。これでは本末転倒であり、仕事をしていても苦痛でしかありません。
傷みに耐えながら笑顔でお客様と接することが困難になった時、病院薬剤師としての限界を感じました。

薬剤師あるある?離職の決意した理由

薬剤のエキスパート。
勉学に励み、その資格を得た者のみ従事できる専門職、薬剤師。
求人誌を捲ってみても、薬剤師を募集する記事をよく目にします。
しかし、募集があるということは、裏を返せば人手不足であるということ。
高齢化社会の現代、「引く手あまた」と言っても過言では無い薬剤師ですが、苦労して手に入れた「薬剤師」という肩書きを手放し、転職を希望する人も少なくありません。
安定した職業というイメージが強い薬剤師という職業を辞職していく人々。
その実態について考えてみました。

・昇進が望めない
薬剤師の職場は少人数であるケースが多いです。
若手の入れ替わりは激しいのに、管理職はなかなか変わらず、人事の風通しがないと言っても過言ではありません。
そんな背景があるから、いつまで勤めても昇進できず、給与も上がりません。
それだけでなく、人事が変わることがないために人間関係を崩すわけにもいかず、管理職に常に気を遣い、今後のことを考えるあまり異論の一つも唱えられないという一面もあります。
その職に希望を持って志したとはいえ、給与が伴わなければ「このまま、この仕事をしていてもいいものか」と考えてしまうのは無理もありません。

・妊娠、子育てをきっかけに
薬剤師という職業に従事する人の統計を見てみると、半分以上が女性です。
仕事内容や、拘束時間が、子育てをしている状況に合わず、育児と仕事の両立が厳しいのが現状。
また、薬剤師の仕事は残業が多く、ハードな一面もあり、妊娠を機に離職した、子育てと仕事どちらもこなすのは不可能と判断して薬剤師をやめた、という声もあります。
人手不足と、子育てへのサポートの薄さ。
二つの問題が重なり、離職率が高くなっている印象を受けます。

・思っていた仕事内容ではない
ドラッグストアに勤める薬剤師は、薬品を調合するだけでなく、接客をしなければいけないことも多々あります。
〇〇はどこにありますか?と、案内を頼まれたり、レジ打ちに駆り出されたりすることもあり、薬剤師という専門職プラス店舗スタッフの業務に明け暮れるケースもあります。
そういった仕事内容に、理想とのずれを感じる人も少なくありません。
思い描いていた薬剤師としての仕事内容と実際の業務に、大きなギャップを感じて、離職するケースも多いようです。

一生モノと言われる「薬剤師」という職業。
しかし、薬剤師になれたからと言って、満足のいく業務に携われるとは限らず、結婚や出産など、人生の局面を迎えた時、続けられるか否か頭を悩ませる人も多いようです。
就いたからには安泰だろうと思うのは、案外、周りの人間だけかもしれません。

今回はグランドスタッフから転職されたみこさんからの依頼でマッサージ病院薬剤師を辞めて転職した経緯をご紹介させていただきました。

マイナビジョブズ20

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